口臭について
更新日時:2024/01/11
カテゴリ:ブログ
こんにちは!
神戸市灘区六甲道にあります
その歯科クリニック です

今回は口臭 について説明いたします!
口臭は誰もが気になる問題かとおもいます。口臭の原因と具体的な予防策に焦点を当て、健康な口腔環境を維持するための方法を考えていきます

目次

①口臭とは

②口臭のもとは?

③正しい歯磨きの方法

④口腔内の水分維持

⑤食生活・喫煙と口臭の関係

口臭とは
口臭には、「生理的な口臭」と「病的な口臭」があります。
生理的口臭は朝起きた時に口が臭うなど、誰にでもある一時的な口臭で、1日のうちに自然に増減します。食べ物や飲み物、タバコなどの嗜好品の成分が一時的に口から、あるいは肺から臭うものが含まれます。
病的口臭は、持続的に発せられるにおいで、これは原因がなくならない限り存在し続けます。
口臭の3大原因物質は硫化水素、メチルメルカプタン、ジメチルサルファイドと言われています。口腔内の細菌が食べカスなどを分解することでこれらの物質が発生します。そのため口臭対策は口腔内細菌のコントロールが鍵になります。

口臭のもとは?
口臭のもとになる歯科的要因をいくつかご紹介します!
1つ目は「プラーク」です。プラークは細菌の塊で、たった数グラムのプラークの中に何億もの細菌がいます。
2つ目は「むし歯」です。穴が開いたむし歯のところは食べかすやプラークが溜まりやすくなります。
3つ目は「歯周病」です。歯周病は痛みや違和感なく進行していきます。歯と歯茎の間の溝が深くなった所は歯ブラシが届かず、プラークや歯石が蓄積されて匂いのもとになります。
4つ目は「舌苔」です。舌苔は舌の表面に堆積した汚れで、これが厚く堆積するとにおいのもとになります。

正しい歯磨きの方法
正しい歯磨きは口臭予防の基本です。歯磨きで食べかすやプラークをしっかり落としましょう。細菌は唾液の分泌が減少する睡眠中に最も増えるので寝る前の歯磨きは必須です。また、舌のケアも忘れずに行いましょう。舌ブラシや柔らかめの歯ブラシで奥から手前に優しく撫でるように動かします!
適切な歯ブラシを選び、優れた歯磨き粉を使用することで、歯垢や細菌を効果的に除去し口腔内を清潔に保ちます。

口腔内の水分維持
口腔内のバランスも口臭に影響を与えます。口が渇くことで口臭が悪化することがあります。十分な水分補給を心掛け、口腔内の乾燥を予防することで口臭を軽減できます。適切な唾液の分泌は口腔内の酸性を中和し、細菌の繁殖を防ぎます。定期的な水分摂取も重要です。

食生活・喫煙と口臭の関係
食生活や生活習慣も口臭と関連があります。食べ物が十分に噛み砕かれないまま飲み込むと、胃に負担がかかります。よく噛むことは唾液の分泌も促すので、ゆっくりよく噛んで食べることを意識しましょう。栄養の偏りは全身の変調をきたし、口臭が生じることもあります。バランスの取れた食事と生活習慣を心掛けましょう!

まとめ
口臭は正しいケアと生活習慣の改善によって予防できる問題です。口腔内の清潔な状態を保ち、適切な歯磨きや舌のケア、バランスの取れた食生活などが口臭対策に効果的です。
また、歯石の除去や歯周病の検査など定期的に歯科受診をすることが大切です。ぜひその際にご自身に合った歯ブラシなどのセルフケアグッズや効果的なケア方法を衛生士にご相談ください!